左腕エース・床田寛樹(30)も虎の中軸に一発に沈んだ。

 29日の阪神戦に2―3で敗れ、開幕2連敗となった広島では、前日の開幕投手・森下に続き、この日先発した床田も敵打線の〝一発の破壊力〟の前に苦杯を舐めた。

 5回に2―1と勝ち越した直後に迎えた6回二死二塁。何とか踏ん張り、終盤に突入したい場面で迎えた4番・森下への2球目だった。145キロ内角直球を左翼席上段のフェンスまで弾き返され、逆転2ランを被弾。試合後「(結果)打たれてしまったので…それだけですね」と、力なく振り返るしかなかった。

 この日は、宝刀・ツーシームだけなく、序盤から最速146キロの直球を有効に使い、虎打線を7回93球、7安打3失点に封じ、先発としての役割は果たしていただけに、余計に「痛恨の1球」が際立つ形となってしまった。

 左腕はさらに反省材料として、4回、5回と味方打線に2度、先に援護点をもらいリードをもらう状況を作ってもらいながら、いずれも直後に追いつかれてしまって点にも言及。「それじゃあ、勝てないなと思います」と試合の要所で、流れを呼び込むような投球ができなかったことも悔やんでいた。