東京女子プロレス春のビッグマッチ「GRAND PRINCESS '25」(16日、大田区総合体育館)で、アイドルグループ「SKE48」荒井優希(26)が、4月で引退する〝女子プロレス界の横綱〟こと里村明衣子(45)と激闘を繰り広げた。
3月31日をもってSKE48を卒業し4月以降はプロレスに専念する荒井は、その覚悟を示すように里村に挑み真っ向から力比べに臨むなど意地を見せた。だが、序盤は容赦なしの横綱相撲でペースをつかまれ、多彩な蹴りや絞め技で何度も悶絶させられた。
中盤、フロントキックやコーナー最上段からのミサイルキックなどで反撃を試みる。しかしオーバーヘッドキックや強烈な打撃で流れをなかなかつかめなかった。それでも里村に食らいつくように粘り、10分が経過したところでサソリ固めで捕獲することに成功する。だがこれを脱出されると怒とうの攻撃からデスバレーボムで2度マットに突き刺されて3カウントを聞いた。
試合後、荒井は「負けました。悔しいとかそういう言葉しか出てこないんですけど…。最初で最後のチャンスだったので里村さんを超えたかったしギャフンといわせたかったんですけど全然まだまだで…」と目に涙を浮かべながら悔しがる。だが里村との対戦を「大きな財産になると思うので絶対に手放さず、プロレスラーとして頑張ろうと思います!」と力を込めた。
一方、里村は「かなり驚いています。こんな選手がいたんだと思いました。引退前ギリギリに出会えてよかったです」と荒井の実力を高評価だ。その理由を「すべてそろってますよね。技の的確さ、気持ち、スター性…。こんな選手なかなかいないですよ。間違いなく女子プロレス界の未来を背負って立つ選手になる。いや、それだけじゃもったいない。もっとすごい選手になると思います」と力説。試合後のリング上で荒井から「プロレス一本で背負っていきます」と決意を伝えられたと明かすと「最後にああいう選手と出会わせてもらって、東京女子さんに感謝しています」と感慨深げに話した。













