US王座から陥落したWWEの〝ウェイワード・サムライ〟こと中邑真輔(45)が、邪悪な再発進を果たした。

 先週のスマックダウンでLAナイトに敗れ、虎の子のベルトを失った。プロレスの祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日=日本時間20、21日、ラスベガス)へ向けて痛い黒星となったが、14日(同15日)にスペイン・バルセロナで行われたスマックダウンで早速、王座奪回に動き出した。

 この日のバックステージで、サングラス姿でニック・オールディスGMにナイトとのリマッチを直談判。オールディスGMは先週の王座戦で中邑の毒霧がレフェリーに誤爆したことを責め、要求を突っぱねた。そこに、ドリュー・マッキンタイアと抗争中のダミアン・プリーストが割って入った。

 再戦交渉を邪魔された中邑は、日本語で「うせろ、たわけ」といちゃもん。プリーストが「何だって?」と聞き返すと「もう一度言ってやる。たわけ、うせろ! 目障りだ」と再び日本語で毒づいた。これにプリーストは「何つったか知らんけど」と言いつつ、スペイン語で中邑に一騎打ちを要求。GMも了承し、前US王者の中邑と、前世界ヘビー級王者・プリーストとのシングル戦が緊急決定した。

 バルセロナの観衆が異様な盛り上がりを見せる中で、中邑はいきなりコーナーでけいれん式ストンピングからキックを連打。ラリアートで場外に落とされ巨体のプリーストに猛攻を浴びた。それでも中邑は、スライディングジャーマンからスピニングキック。観衆から「オ~レ、オレオレオレ♪」と歌声が上がり、プリーストが一気に反撃してファルコンアロー、トップロープ歩きからクロスボディーを見舞った。前US王者は飛びつき逆十字で逆襲するも、強烈なカウンターのラリアートをくらった。

 プリーストはとどめのサウスオブヘブン(変型チョークスラム)を狙いにいくが、ここで怨敵マッキンタイアがリングサイドに現れた。プリーストが気をとられた隙に、中邑はスピニングキックからキンシャサを狙って突っ込んだものの、カウンターのサウスオブヘブンで叩きつけられた。ここでマッキンタイアがすかさずリングに乱入し、プリーストを急襲。宿敵の両目に親指を突っ込む非道の攻撃を加えたところで、中邑は背後からキンシャサをぶち込んだ。

 卑劣な一撃でプリーストをKOしたが、勝敗はもちろん中邑の反則負けだ。大ブーイングを浴びた中邑は、不敵な表情でマッキンタイアと視線を合わせた。マッキンタイアは笑みを浮かべながら軽くうなずく。そのままプリーストをボコったが…、道を外れたサムライの邪悪さは増すばかり。祭典ロードは一体、どうなるのか?
 
 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。