WWE第3ブランド・NXTの〝美しき狂気〟ジュリアが、NXT女子王座から陥落。NXT女子北米王者のステファニー・バッケルが2冠王者となった。

 昨年9月にWWE移籍を果たしたジュリアは、今年1月7日にロクサーヌ・ペレスからNXT女子王座を奪取。2月25日のNXTでは、ステファニーと対峙し「どちらが最高の王者かはっきりさせよう」と、互いの王座をかけてのダブルタイトル戦が決定していた。

 注目の2冠戦は、11日(日本時間12日)にニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン・シアターで開催された、NXT「ロードブロック」のメインイベントで実現。序盤から「レッツゴー、ステファニー!」「レッツゴー、ジュリア!」のチャントが交差し、激しいカウンターの応酬となった。

 ジュリアは昨年3月10日、女子プロレス「スターダム」でSTRONG女子王者としてステファニーの挑戦を受けたが、同王座を奪われた。リベンジに燃えて、コーナー上段から強烈なミサイルキックをぶっ放した。場外戦でステファニーのプランチャをくらうも、エプロンを使った断崖式ネックブリーカーですぐさま反撃する。

 ステファニーからは首4の字固めの体勢で頭をマットに10連打されたが、ジュリアはコーナー上段から雪崩式人間風車を放つ。さらにはバックドロップ、グロリアバスターの猛攻だ。ところがコーナーで右脚にドラゴンスクリューをくらって失速。ステファニーのSVB(変型背骨折り)を浴びて窮地に陥った。

 それでも、コーナー上段からのスパイラルトラップをかわして三角絞めから、リングス・オブ・サターン(変型メキシカンストレッチ)を決めてみせた。ロープに逃れられると、ランニングニーからとどめのノーザンライトボムの体勢に入ったが、これを巧みに防がれ、スーパーキックを2連発でくらってしまう。最後はSVB連発で背骨を強打され、無念の3カウントを聞いた。
 
 ジュリアの王座在位は63日で終了。本紙インタビューで「いろいろな選手と戦えるチケット」と語っていたベルトを、2か月あまりで手放すことになった。ただ本来の目標はメインロースター(ロウ、スマックダウン所属選手)となることだ。〝美しき狂気〟はここからどう巻き返すのか。

 NXTは「ABEMAプレミアム」で視聴可能。