新日本プロレスの天山広吉(55)が、8月15日両国大会で引退することが11日、発表された。

 1990年5月の入門から実に36年にわたって新日本一筋を貫いてきた猛牛が、ついにリングを去る。天山は会見で、これまでの現役生活を支えてくれた家族への感謝も口にした。会見では「家族なくしてここまでこれなかった。今回もしっかりとサポートしてもらってます」と語っていたのだが…。

G1優勝パレードをした天山(2004年)
G1優勝パレードをした天山(2004年)

 取材時には恐妻家としての一面が随所に見られた。「嫁なんかめちゃめちゃですからね。『もっと試合やらなきゃダメでしょ』って。まさにツームストーン…」と引退試合をするだけでも一大決心なのに、引退ツアーを提案されたと告白。もちろん、それも愛情の裏返しだったと理解しており「まああれも叱咤激励というか、ケツ叩いてもらって『頑張るから見ててくれよ』と思えましたね」と笑みを浮かべた。

 プロレス好きの息子・雄大君には最後の雄姿を見せるつもりだ。「本当に輝いて〝夏男〟と言われていた時代の天山広吉を息子に見せてやりたい。両国での最後の戦いをね」と腕をぶす。

 また天山のトレードマークである「シベリア菓子」のような独特な髪形は、家庭内では「イワトビペンギン」に例えられているという。「両国だけに断髪式をやろうかとも思ったんですけどね。でもこれ切ったら、ただの角刈りのオッサンだって言われるんで、当分はこのままで」と今後も継続される見込みだ。