初の開幕投手を務める広島・森下暢仁投手(27)が、14日のロッテ戦(マツダ)にオープン戦2度目の調整登板。先発し「しっかり投げれて良かった」と責任投球回の5回を1安打無失点。最速149キロの直球に「カウントもしっかり取れているので。そのなかで、ほかの緩い変化球も生きてくる」と手応えを口にしつつ「ここから中6日で、しっかり回って、いい準備をして」と、次回の開幕前の最終登板を見据えた。
初回の立ち上がりは、わずか11球、それも3者連続三振と〝最高の〟船出だった。ロッテの1番・小川、ソト、藤岡に対し、初球は全て146キロ以上を計測した真っすぐ。3人の打者全員、この初球をスイングしたが、全て右腕の球威が勝り、ファウルが取れていた。仮に狙われたとしても、簡単には、前に飛ばさせない。そんな質の良さを、この回投じた6球の直球に、本人も手応えを感じとった模様だ。
若干制球が乱れ、長打1本に2四球を与えた2回は大半が変化球。チェンジアップ、カットボール、カーブと完全に変化球中心の配球。これも「シーズンに入ったら抑えることが大事。まずはしっかりとストライクを取ることを意識して」(森下)と、あくまで、来る本番を意識した〝試み〟としての結果だろう。
3回以降は再度、直球主体に戻し、全イニングを20球以内で収めて、スコアボードに「0」を並べた。5回まで83球。本人は「あの球数で5イニングだったら、ちょっと多いかな」と振り返ったが、ある意味、球種における修正箇所は明確な登板となった。
新井貴浩監督(48)も「ナイスピッチング。問題ありません。あとラスト1回、調整して開幕に備えてもらいたい」と、開幕右腕の〝現状〟を満足そうに振り返り、本番へさらなるギアチェンジを期待していた。












