ドラゴンズの躍進が救いとなるか――。東海テレビは12日に行われた「新年度・番組説明会」で今季、中日戦25試合を中継することを発表した。全試合でサブチャンネルを実施するなど、かなりの力を入れ込む。一連のフジテレビ問題で系列地方局の立ち位置から大打撃を受けている背景もあり〝神頼み〟ならぬ〝竜頼み〟によって、窮地をしのごうと方策を講じる。
3年連続最下位に沈む中日だが、同局の小島浩資社長は「(中日戦は)クライアント・スポンサーに関して強いコンテンツ。(今季の契約はこれからだが)きっといっぱいになると思います。(チームの)雰囲気はいいので期待しています」と語った。
一方で「(1月~3月だけで)数億円のダメージを受けている」(小島社長)とも明かしており、キー局・フジテレビによる元タレント・中居正広氏の関連問題は系列局にも深刻なダメージが及んでいる。今月末に予定されている第3者委員会の報告次第では、4月以降も影響が続く可能性も否定しきれない。
「ドラゴンズの調子がいいと視聴率が上がり、そこ(中日戦)にCMを出したいというところも増えてくるんです。しかもWBCやドジャース・大谷選手の効果で若いファンが増えていてプロ野球というコンテンツ自体が今、見直されている。東海テレビさんにとって地元でちゃんと稼げるドラゴンズ戦はめちゃめちゃ大きいはずです」(在名テレビ局関係者)
そうした指摘もあるだけにドラゴンズ戦がどれだけ盛り上がるかは地元テレビ局、とりわけ東海テレビにとっては大きな関心事となりそうだ。
実際に前出の小島社長も「沖縄キャンプで直接、井上監督とお話をさせていただきました。勝ってもらうことにはもちろん第一ではありますが、3年連続最下位だったので、チームを明るくしてほしいと伝えました。選手が元気になると中継をしていても映えるんですよね」と井上竜に大きな期待を寄せている。
12日のオリックス戦(バンテリン)に3―2で勝利。今季からタクトを振るう井上監督のもと、新体制となった中日はオープン戦5勝4敗1分けと勝ち越している。3年連続最下位からの大逆襲で名古屋の街を熱くさせ、地元テレビ局も救うことができるか。












