中日は11日のオリックス戦(バンテリン)に3―4で敗れた。先発の高橋宏斗投手(22)が6回5安打4失点とピリッとしなかったが、井上一樹監督(53)が投球内容よりも問題視したのが、エースの〝緩慢プレー〟だった。

 問題のシーンは、1点ビハインドで迎えた5回一死二塁の場面で起こった。高橋宏の二塁けん制が悪送球となり、二走・太田が三塁へ進塁したが中堅・岡林からの三塁送球が悪送球となり、太田は一気にホームイン。この時、高橋宏は三塁のカバーリングを行っておらず、これが失点に結びついた。

 井上監督は「やれることをしっかりやらないと、そういった形になる」と厳しい表情。「(本人に)今日はどうしたのかと言ったら『悪送球を投げてしまったことによって〝しまった〟ということが先に立ってしまった』という。開幕までの2週間の中で僕は課題として、宏斗に対して厳しい言葉を今日投げましたので、そういったところはまた、彼がどういうふうに感じて調整してくれるか」とエースに反省を求めた。

 高橋宏も「シーズンに入ったら、あの1点が勝負を決めたりする。ミスの後のプレーは本当に大事になってくるので、このオープン戦でミスが出たというのをポジティブに捉えて、ああいうミスはないようにしていきたいです」と反省しきり。

「開幕を任されている立場として、しっかりやらないといけない。もう1回、今日出た課題を潰していきたいなと思います」と、同じ失敗を繰り返さないつもりだ。