阪神の剛腕ルーキー・工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が11日の西武戦(ベルーナ)の5回に2番手として救援登板。1回を僅か9球で3者凡退に仕留めるパーフェクトリリーフを披露した。

 先頭打者・源田への初球でこの日最速となる156キロの直球を投じると、球場内が大きくどよめく。その後はスライダー、フォークなどの変化球を効果的に交えた配球で、レオ打線に付け入る隙を一切与えぬ圧巻の投球内容。「低め中心に投げることができて良かったと思う。2ストライクからも力まず丁寧に投げることができた。降板後に(捕手の)坂本さんから『こういう投球をすることもあるよ』と言ってもらえた」。経験豊富な先輩捕手から新たな配球の引き出しもレッスンされたと後に明かした。

 7日に支配下契約を締結したばかりの工藤は、この日ようやく手元に届いたばかりの新背番号「24」がプリントされたユニホームに初めて袖を通し、マウンドへ上がった。原口、坂本ら先輩からも「『似合ってんじゃん』と声をかけてもらえた」と照れ笑いを浮かべる。

 オープン戦はこれで3戦全登板で無失点。藤川監督も「球も高めに浮かないし非常にいい状態」と右腕を称賛する。虎ブルペンの新たな切り札候補は開幕一軍スタートへ向け視界良好だ。