巨人・戸郷翔征投手(26)が22日の広島戦(マツダ)に先発し、5回86球を投げて2安打1失点と粘投。しかし、チームは延長11回の末に1―2とサヨナラ負けを喫し、今季5勝目はお預けとなった。

 戸郷は0―0の3回に1番・佐藤啓に適時打を浴びて先制点を献上した。だが、安打はこの回の2本のみ。5回には3者連続三振と上々の投球を披露。その直後の攻撃で代打を送られ、5回1失点で降板した。

 前回15日のDeNA戦(横浜)は2回9失点(自責5)4被弾と大炎上。課題と向き合い、中6日でしっかりと修正した。「点を取られはしましたけど、前回の登板に比べれば少しは良くなったかなと。操れるボールが多かったので、そういう時はいい試合が送れる」と試合での手応えを明かしつつも「最後チームが負けて一番悔しいですし、何でも勝ちたかった」とチームのサヨナラ負けに唇をかんだ。

 前回登板とは一変し、好投を見せた背番号20。そんなエース右腕の〝修正力〟の高さに、チーム関係者も舌を巻いている。長年、戸郷の成長を見守ってきた久保康生巡回投手コーチ(68)も「彼(戸郷)は課題を言語化して、そこから軌道修正するのが早い。『これはこういうことですね』と言って、すぐにキャッチボールに取り入れることができる」と語っていた。

 開幕は二軍スタート、シーズン中盤には「左太もも裏の肉離れ」で離脱するなど苦しい時期を過ごしてきた戸郷。逆転Vとその後に控えるCSに向けて、ひたすら腕を振り続ける。