初の開幕投手が内定している広島・森下暢仁投手(27)が8日のヤクルトとのオープン戦に先発。3回を投げ4安打1失点だった。

 オープン戦初登板は公式戦開幕戦と同じ本拠地・マツダスタジアム。本番へむけての予行演習が本格的に開始されたなかで、右腕は明確な意図を持ってマウンドに上がっていた。

 この日は全球種、現段階での仕上がり具合を確認する狙いで試投した。あらかじめ女房役の会沢には「初球、全部、変化球を投げたい」と伝え「どの球種でもストライクを取っていけるようにしたい」と、試合を通じて持ち球の現状を確認した。

 初回からチェンジアップ、カットボール、カーブと惜しみなく〝入り球〟に投入。3回まで打者13人全てで、初球は変化球。打者8人が空振りや見逃しでのストライク、またはスイングさせた。制球面も決して悪くはなかったが「だいたいボールだったので。そのへんはまたやりたい」と本人は、あくまで高い理想を求めた。

 気温10度を下回る寒さのなか「比較的、ちゃんと投げられた」と振り返った直球は、この日最速148キロを記録した。残り約3週間となった本番へ、試運転を終えた森下は「登板も少なくなるので、そのなかでもっといいものを出せるようにやりたい」とキッパリ。トータルでの「完成度」にこだわっていく。