ドラゴンズの応援大使を務めるSKE48の熊崎晴香(27)が中日の松中信彦打撃統括コーチ(51)を直撃。平成唯一の三冠王に〝強竜打線復活〟のカギを聞いた。3回シリーズの第1回では今季の打順プランについて言及。松中コーチは4番候補の石川昂弥内野手(23)への期待を語った。
【松中信彦打撃統括コーチインタビュー(1)】
熊崎 平成唯一の三冠王である松中さんがドラゴンズの打撃統括コーチになると知った時は興奮しました。井上監督からコーチ就任の打診があった時は、どう思われましたか。
松中 うれしかったですね。引退して8年ぐらい経ちましたけど年々、選手を教えたいなという気持ちが強くなっていました。プロ野球界に入るというのはタイミングが非常に大事。声をかけていただいてありがたかったですし、即答でしたね。
熊崎 井上監督とは現役時代にウインターリーグで、ご一緒だったそうですね。
松中 僕が1年目の時が井上監督が投手から野手に転向したぐらいのときでハワイのウインターリーグで一緒のチームでプレーさせてもらったんです。その後、井上監督は立浪さんと一緒に自主トレでグアムに来られたりしていた。僕もグアムで自主トレをしていたので、その時に一緒に練習したりしました。めちゃくちゃ仲良いっていう感じじゃないんですけど会えばお話をさせてもらったりとかした仲だったので、それがきっかけですね。
熊崎 実際にドラゴンズのコーチになってみて指揮官としての井上監督はどうですか。
松中 いろんな冗談を言われるし、本当にこう雰囲気がいいですよね。選手もすごく生き生きとしてやっている。雰囲気作りがすごく上手い監督だなというのは感じます。
熊崎 練習を見ていても皆さん笑顔。真剣だけど野球を楽しんでいるといことがすごく伝わってきて、より一層今季が楽しみだと感じています。
松中 それだけじゃなかなか勝てないですけど、まだキャンプが終わったところですが、選手のヤル気を起こさせるというところは井上監督の手腕だと思います。
熊崎 沖縄キャンプはどうでしたか。
松中 よく練習をするなっていうのが第一印象でしたね。秋もちょっといましたけども、実際こうやって選手と一緒に1か月間練習をしたことは初めてだったので、僕の想像した以上によく練習をするなというのは感じました。
熊崎 沖縄でのオープン戦では1番・岡林選手、2番・村松選手、3番・福永選手、4番・石川昂選手、5番・ボスラー選手、6番・細川選手という打順が多かったですけど、今シーズンはこの打順に近い形でいくんでしょうか。
松中 うーん…、そうですね。クリーンアップがこれで固まってくれたら1番いいんですけど、打撃部門の課題は石川昂弥だと思うので…。石川昂が成長すれば今後、ドラゴンズが強いチームになっていくと思ってますので、そこはしっかりこの1年間鍛え上げないといけないし、それが使命だと思っています。けど勝たないといけない。実際、石川選手も結果が出始めてきているので、このまま使ってもいいんじゃないかなと思いながらも、予想以上にボスラーが絶好調。日本の野球にすごく慣れている。監督もそうですし、僕たちもすごく評価が上がってきているので、そこは臨機応変になっていくのかなと。ただ多分、1番(岡林)と3番(福永)は変わらないと思います。もちろん監督の考えもあるだろうし、相手のピッチャーの相性もあるので、その辺は臨機応変にやっていくんじゃないかなと思います。
熊崎 それぞれの選手についてお聞きしたいんですけど、石川昂弥選手にはマンツーマンで指導されている姿をよく見ましたが、どういうところに期待されていますか。
松中 彼は長打力もありますし、本当に将来性のあるバッターだと思います。ただ実際にキャンプをやってみて今年6年目かな、これまでの5年間はケガとの戦いもあったと思うんですよね。まともに1年間、他の選手と一緒くらいの練習量だったり、試合出場っていうのはやってなかったと思う。今回のキャンプで思ったのは練習量っていうのはまだまだ足りないなっていうこと。結果を出さないと一軍には入れないでしょうけど、何とか結果を残しながら試合もそうですけども、しっかり練習をさせて本当のプロの選手の体というか、ケガをしない体にこの1年間で鍛えていかないといけないなと改めて感じましたね。
熊崎 基礎的な部分から。
松中 そうです。やっぱり練習量が他の選手よりも少ないというか。ここは本当に徹底してしっかりやっていきたいと思います。
熊崎 石川昂弥選手も結構、食らいついてくる感じですか? 沖縄キャンプの練習前の声出しでは「僕の最大の目標は松中さんも達成した三冠王なんですけど、過去5年間、ろくな成績も残せていません。なので今年はまず全試合出場という目標を達成できるように頑張りたいと思います」と熱く語っていました。
松中 いや、(三冠王は)そんな甘くないですよ。甘くないですけど、そういう意気込みがあるのであれば、僕や森野コーチを信じてついてきてほしいと思いますね。
熊崎 いつかは本当の意味でのドラゴンズの4番になってほしい。
松中 もちろん彼が中心選手にならないといけないのはファンの方も思ってらっしゃると思う。福永、石川昂、細川、この3人がクリーナップにドンと座ることが5年、10年というスパンの中で強い打線になっていくと思うので、その中心にいないといけない選手だと僕も思ってます。監督もそういう気持ちがあると思うので、そこはしっかりアプローチしながらやっていきたいと思っています。












