陽キャ新助っ人が痛恨のうっかりだ。阪神のジョン・デュプランティエ投手(30=前ドジャース3A)が、沖縄・宜野座キャンプの最終クール2日目となった27日もブルペン入り。先発ローテの一角として期待される最速157キロ右腕は「今は(日本球界で)有効な球種が何なのか探っている段階。引き続き取り組んでいきたい」と新たな環境への順応に余念がなかった。
そんな背番号20に、この日もブルペン内で言葉をかけていたのは藤川球児監督(44)だ。選手たちとのコミュニケーションに重きを置く新指揮官は、米球界でプレーした経験もあるだけに助っ人投手陣との対話と指導にも積極的。デュプランティエも「日本球界で豊富な実績を残してきた方で、米球界でプレーした経験もあるからね。彼の経験や知識を糧にしたい」と新たなボスへの敬意を口にする。
さらに「彼はとても自分のことをすごく助けてくれるし、受け入れてくれる。僕だけじゃなくて(同僚の)ネルソンやビーズリーに対してもね」と語ると「『フジ』は自分たちが新たな変化に対応する中で大きな助けとなってくれている」と言及。ここですぐさま報道陣から「藤川監督のことを『フジ』って呼んでいるんですか?」と鋭いツッコミを入れられると「オォ~ゥ…」と思わず絶句してしまった。
デュプランティエは「いや違うんだよ! すごく彼のことをリスペクトしているんだ。自分はまだ日本語も学んでいる最中だからね。『フジサン』がいいのかな…? 変に書かないでくれよ。メ~ン」としどろもどろに。人柄の良さが言葉の端々からにじみ出る〝ガチムチ巨漢〟がうろたえる姿は周囲の温かい笑いを誘った。
藤川監督自身も米球界在籍時はさまざまな苦労を重ねてきただけに、指導者となった今も海外出身選手への気配りや目配りを欠かさない。野球とチームに誠実である限り、多少の〝タメ語〟は笑って許してくれるはずだ。












