ドジャースの先発ローテーション入りを狙うダスティン・メイ投手(27)が23日(日本時間24日)、アリゾナ州キャメルバックランチで行われたパドレスとのオープン戦に先発。1回15球を投げ1安打無失点と好投した。
自慢の赤毛をなびかせ4番・ゴンザレスを空振り三振に切って捨て、無失点に終えると帽子で顔を覆った。「戻ってきただけでも素晴らしい気分だった。肩の荷が下りたような気がする」。2023年5月以来、実に648日ぶりとなった登板を無事終え、感極まった右腕はしばらく動けなかった。
ここまで長かった。23年シーズンは開幕から9試合に先発して4勝1敗、防御率2・63の好成績をマークしていたが、5月に右ヒジの屈筋腱手術を受けて戦線離脱。それ以降はマウンドに上がっていない。
リハビリ中の昨年7月にはレタスのかけらが喉に詰まったことで食道に穴が開き、5時間にも及ぶ食道手術を受けた。メイは14日(同15日)に「それ(緊急手術)がなかったら、おそらく夜をすごすことはできなかった」と生死の境をさまよっていたことを告白。「サラダを食べて死にかけた投手」と各メディアに報じられ、注目を集めていた。
メイは「私は生きている。ここにいられてうれしい」と胸いっぱいの表情。食道手術の影響で40ポンド(約18キロ)も痩せ、160キロ超えを誇った自慢の直球の最速は95マイル(約153キロ)だったが「すべての形状、指標、リリース、そしてすべてが正常に戻った」と復活への手応えも口にした。
山本由伸、佐々木朗希、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーに続く5人目の先発枠を争うが、デーブ・ロバーツ監督は「感情をうまくコントロールできていた。内容もよかった」と評価。「新たな始まりのように感じた」とマウンドに立てた喜びに浸るメイの〝第2章〟が幕を開けた。












