米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が5日(日本時間6日)に放送され、〝タイムレス〟トニー・ストーム(29)がAEW世界女子王者マライア・メイ(26)との遺恨を深めている。

 トニーとマライアは盟友関係にあり、女子プロレス「スターダム」の白川未奈を交えて複雑な〝三角関係〟にまで発展した。ところが従順だったマライアがトニーを裏切り、悪の道へ。昨年8月のメガイベント「ALL IN」(英ロンドン)では、トニーから世界王座を奪ってAEW女子のトップに立った。

 敗れたトニーは同10月にスターダムに参戦。岩谷麻優のIWGP女子王座に挑戦したが、岩谷の牙城を崩せず敗れた。12月にはAEWマットに復帰。しかも、それまでのマリリン・モンロー風の〝タイムスレス〟から一転、「ロックスター」に変身して復活したのだ。この姿でマライアへの挑戦権を勝ち取り、15日の「AEWグランドスラム」(オーストラリア・ブリスベン)で王座戦が決定していた。

 世界王座奪回へトニーは再び時代を超えた〝タイムレス〟に戻り、マライアと抗争再開。この日の「DYNAMITE」では、マライアが実況席でゲスト解説を務める中、クイーン・アミナタと対戦したが、リングアナはトニーが「〝ザ・グラマー〟マライア・メイを演じる」と紹介した。すると、世界王者の入場テーマ曲に乗って、マライア風のリングコスチュームに身を包んだトニーが登場。マライアのしぐさもマネてみせた。

 挑戦者からすっかり小バカにされたマライアは、解説席で怒り心頭。「トニーは頑固なバカタレ」とののしってみせた。リング上のトニーはアミナタの猛攻を浴びるも、雪崩式ハリケーンラナからドロップキックで逆転。最後はコーナーのアミナタにヒップアタックをぶち込むと、マライアの必殺技メイ・デー(変型ドライバー)で叩きつけ、3カウントを奪った。
 
 試合後のリング上ではインタビュアーからマイクを奪い、「私をマライアと呼んで。私はマライア・メイ、地獄から来た女よ~」などとマライアの口調をマネて挑発。怒りの世界王者は「私がマライアよ!」と、至極当然の叫び声を上げて引き揚げていった。

 AEWマットで2人の関係が始まってから、すでに1年3か月が経過。プロレス史上、類を見ない愛憎劇の結末はいかに――。