ダブルで2000安打の金字塔へ――。広島・菊池涼介内野手(34)が5日に来季契約交渉に臨み、現状維持の2億5000万円で更改した。今季から2年契約を結んでいるが「今年は全然ダメだったので、新しいことを含めてしっかりやれたら」と巻き返しを誓った。

 会見では反省や課題を多く口にしたが、今季は史上5人目となる通算350犠打や78人目の通算300二塁打も記録。不動の二塁手として2022年まで10年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得した守備力とともに、長らく中心選手であり続けたからこその勲章でもあった。

 また、打撃面では名球会入りへの期待も膨らんでいる。今季を終えて菊池は通算1700安打。大台までちょうど300本としている。さらに同僚の〝安打製造機〟秋山翔吾外野手(36)も日米通算1794安打で、本人が目標に掲げる偉業まであと206本と接近してきた。

 今季の2人は菊池が128試合、秋山も134試合に出場。キャリアを重ねてもバリバリのレギュラーだ。衰えとは無縁の存在感を発揮しているだけに、球団関係者も「現時点で『出たり、出なかったり』という選手じゃなく、毎日普通に試合に出続けるだけの力があり、本人たちもそれが当たり前と思ってやっているだろうから。何年後かに普通に期待できる」と〝W到達〟の現実味を口にした。

 菊池は今季、チーム2位となる9本塁打をマークした一方で打率は2割4分1厘に低迷。だからこそ「契約(の席)でも『もっと打って貢献します』と伝えてきました」と自らを鼓舞するように思いをはき出した。

 今オフは自身が契約するメーカーのバット工場に足を運び、改良を加えるなど打力向上への覚悟は並々ならぬものがある。まずは1701安打を放ち、ペースを上げていく。

(金額は推定)