また自分が〝前に〟出る。広島・菊池涼介内野手(34)が5日、来季契約を更改し「今年、全然ダメだったので、新しいことを含めて、しっかりやれたらいい」と、2年契約で昨季結んだ推定2億5000万円の複数年契約の最終年となる来季を見据えた。

 二塁手として10度のゴールデン・グラブ賞を獲得している赤ヘルの守備職人。今季は史上5人目の通算350犠打、史上78人目の通算300二塁打など「打」でも複数の偉業を達成した。

「それぐらい試合に出てたんだなと感じる。元気でいられる秘訣を少しでも後輩に伝えられたらいいなと思います」と振り返ったが、本人はまだまだどん欲そのもの。プロ13年目の今季までに通算安打数は1700となったが「もっと打てていいと思いますね。数字を見たら。もっと打って貢献します、と伝えてきました」と鼻息を荒くした。

 もちろん、目指すのは走攻守でのさらなるフル稼働だ。中心選手として9月まで首位に君臨しながら、その後、失速したシーズンについて「本当に悔しかった。僕だけじゃなく、みんな悔しかったと思います」と振り返り、来季の目標は「優勝」とキッパリだ。

 そこへ向け、さらに自らが積極的に動いていくことも明言。長年、鯉の防御網の要を務めてきたベテランは、守備中の投手陣への声かけなどを例に「僕も変化しなければいけないと思いますし、若手に伝えられなかったことは、ここ数年いっぱいあった。来年からまた伝えられることは、しっかり伝えるし、自分から行動をおこしてという風に思っています」。

 18年以来遠ざかるV達成の悲願へ、鯉の仕事人は、より精力的なチームをけん引していくことになりそうだ。