新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)が、日本プロレスリング連盟(UJPW)の発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、日本武道館)での〝スター誕生〟を予告した。昨年6月以来4度目となるATは、ボクシング興行としては34年ぶりとなる東京ドーム大会と、まさかの同日開催。世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が、〝悪童〟ルイス・ネリ(29=メキシコ)の挑戦を受けるビッグマッチの裏で、プロレス界に新星は現れるのか――。
UJPWはプロレス業界全体の課題について、政府・自治体と協力するための業界団体として昨年末に設立され、現在法人化に向けて調整が進んでいる。能登半島の復興支援チャリティーとしても行われる発足記念大会には新日本、ノア、DDT、大日本プロレス、ドラゴンゲート、スターダムの6団体が参加。この日は第1弾カード3試合が発表され、棚橋は高木三四郎、丸藤正道とトリオを結成し、EVIL&成田蓮&高橋裕二郎と対戦する。
ATは2011年8月の第1回大会から、団体の垣根を越えたカードを実現させプロレスの魅力を広く発信してきた。そんな中で迎える第4回大会には、強力過ぎる〝ライバル〟が…。当日は東京ドームで〝モンスター〟井上尚弥がWBC同級1位ネリとの防衛戦を控えており、世間の注目を集めている。
これに対して棚橋は「すごいですよね。僕はボクシングに関しては競合(相手)ではなく、同じリングを使う競技として仲間意識のほうが強いので。東京ドームと日本武道館、相乗効果でいいエネルギーを発信できたらなと思います」とキッパリ。会場の規模では劣るが、もちろんボクシングに負けじとプロレスを盛り上げるつもりだ。
「新聞の1面をどちらが取るのかと。井上尚弥選手がブワーッとなってるなか、1紙だけ棚橋とか…。そうなったら逆に『何があったんだ!?』って話になりますけど、ハハッ」と笑いつつ、対抗心を燃やした。
さらには「とんでもないスターが爆誕するかもしれないですよ。特にあの6人の試合は」。この日発表された、海野翔太&清宮海斗&上野勇希と上村優也&竹下幸之介&シュン・スカイウォーカーの6人タッグ戦に期待を寄せる。
「新日本でも辻(陽太)が一歩抜けだしたりして、新世代の競争が始まってるんですけど、団体の枠を取っ払って。あの世代でアントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さんのような団体のくくりを必要としない選手が出てきてほしい。竹下選手なんか、すでにそんなふうになってますけどね。彼にはスーパースターになってもらって『俺、昔勝ったことあるよ』って言いたいなと」
ジャンルの隆盛には〝モンスター〟のような存在が必要不可欠。今回のATで、新時代の主役争いが勃発しそうだ。












