第96回選抜高校野球大会の第3日第1試合で別海(北海道)と対戦する創志学園(岡山)の門馬監督が、17日、開会式リハーサルが行われた甲子園で監督対談に応じた。

 門馬監督は1999年4月から東海大相模の監督を務め、春3回、夏1回の甲子園に導いた名将。ユニホームを代えて3年ぶりに聖地に帰還し、「また特別な場所に足を踏み入れられることに感激しています。明日の開会式では自分のチームの選手が、入場ゲートから入ってくる。ちょっと涙が出るんじゃないかな」と喜びを噛み締めた。

 一方で聖地の厳しさを知るからこそ、「でも、一瞬でそれは捨てます。今の9割9分は別海高校のことしか考えていません」と隙は見せず。「力を持ったチームではなくて力を発揮できるチームが勝ち上がっていけると思う。初戦までまだ強くなるし、上手くなるというところを突き詰めてやっていきたい」と表情を引き締めた。

 また、チームにはエース左腕・山口(3年)や、パンチ力のある亀谷(3年)ら強力なメンバーが揃うが、「柱になるような選手はまだいません」とキッパリ。「個々の力を足し算のように、時には掛け算のようにできればいいと思ってます。ベンチに入る選手、記録員21人のすべての力を結集して戦いたい」と全員野球で勝ち進むことを誓った。
 
 対戦相手となる21世紀枠の別海・島影監督は「全国制覇をされている監督が率いるチームで、強豪校というイメージしかない。少ないチャンスをモノにするしか勝機はないので、守備からリズムをつくる野球に持っていきたい」と闘志を燃やしていた。