エスコンは第二のマツダ!? 広島は14日の日本ハムとのオープン戦に4―4で引き分け。敵地・エスコンフィールド北海道で行われた3連戦を負けなしの1勝2分けで締めくくった。

 昨年開業した同球場では昨季の交流戦でも3連勝。いまだに無敗とあって、赤ヘルナインからは「去年来た時から思っていましたけど、マツダに屋根がついたみたいな感じでグラウンドやベンチからの景観がそっくり」と大好評だ。ただ、こうした声はあながち的外れでもない。

 チーム関係者は「確か日ハムさんが新球場を造るとなった時、現場のチーム付きとは別の球団関係者さんがオープン3、4年目だったウチ(マツダ)の球場を視察に来ていたと思います。それがどれぐらい反映されたかは分からないですけど(笑い)」と述懐する。

 内野のグラウンドには天然芝が敷かれ、複数の層にセパレートされた客席、さらには球場内を周回できるコンコースなどコイの本拠地との類似点は多い。

 親近感が沸くのは球場だけではない。エスコンがある北広島市の「広島」の由来は、同地が明治時代に広島県からの入植者たちによって開拓されたことにある。そんな縁もあって日本ハムが札幌ドームを本拠地とした時代から、古くからのファンや支援者が〝故郷〟のチームの応援に駆けつけている。

 6月4日から3連戦で行われる今季交流戦の開催地はマツダ。エスコンでの試合は組まれておらず、再び訪れるとすれば日本シリーズに限られる。もっとも、まずは両球団ともクライマックス・シリーズを勝ち上がらなければならないが…。

 赤ヘル軍団にとっては敵地であっても相性も居心地も良い環境。それだけに「また来たい」とモチベーションを高めた関係者も少なくない充実の北海道遠征となった。