新井貴浩監督(47)率いる広島は、8日のオープン戦本拠地開幕戦(マツダ)で中日に0―4で零封負けを喫した。しかし、開幕後のシーズンにはなぜか自信満々だ。
昨季は開幕カード3連敗でつまずいたものの、最終的には貯金9でセ2位。その大きな原動力となったのがマツダスタジアムで発揮する圧倒的な強さだ。昨季、就任1年目だった新井カープは72試合で44勝26敗(2分け)で実に貯金18を〝荒稼ぎ〟。「自分の庭」での戦いはお手の物で、本拠地球場別ではリーグトップの勝率6割2分8厘を誇る。日本一となった阪神の甲子園球場の勝率6割1分(36勝23敗3分け)をもしのぐほどだ。
さらに本拠地別のチーム打率2割6分も東京ドームに次ぐ2位で、防御率2・89もセ球場では唯一の2点台。チーム関係者も「普通は試合数が多ければ多いほど打率は落ちて、防御率も落ちにくくなるんだけどね」と語った。
球場全体を包み込む熱烈な応援も大きな後押し。こうしたアドバンテージは今季のさらなる武器となりそうだ。開幕カードのDeNA戦こそ敵地・横浜スタジアムで戦うが、その後は4月2日から本拠地で6連戦。同月は24試合のうち13試合がマツダスタジアムで行われ、昨季2勝10敗で最も相性が悪かった神宮球場は同23日まで組まれていない。開幕からおよそ1か月も〝鬼門〟を回避できることもプラス材料だろう。
戦力面では西川がオリックスにFA移籍し、4人の新外国人選手の実力は未知数。新井監督も開幕前恒例の優勝予想に対して「おそらくね…」とBクラスの声が大きくなることを想定している。しかし、そんなネガティブな要素を吹き飛ばし、春先から〝コイ旋風〟を起こせる可能性は十分あるが、果たして――。












