広島の新外国人選手で4番候補のジェイク・シャイナー内野手(28=前マリナーズ3A)が、オープン戦で試行錯誤を続けている。
3日の楽天戦(倉敷)も空振り三振と投ゴロ併殺に倒れ、2打数無安打で交代。オープン戦は12打数無安打で、対外試合を含めても通算16打数2安打でちょっぴり不安な船出となっている。
しかし、新井貴浩監督(47)は「結果だけじゃなしに内容も見てる。問題ないんじゃないですか? いろいろ感じて配球だったり、クイックだったり、日本のピッチャーはいろいろやってくる。徐々に慣れてくればいい」と泰然自若。コイの指揮官だけでなくNPBの監督は新助っ人の見極めについて「シーズンに入らないと」と評価を避けるケースはよくある。新井監督もその信奉者だ。
そんな指揮官が「だって、あの時だってそうだったでしょ?」と引き合いに出したのが、阪神在籍時に同僚だったマット・マートン氏だ。2010年に虎の新助っ人として来日したマートン氏はキャンプからオープン戦の序盤まで攻守に精彩を欠き、開幕前から「不要論」まで飛び出したほど。ところが、いざ開幕してみれば打棒は天井知らずで「214安打」のシーズン最多安打記録(当時)を樹立した。新井監督自身も猛虎打線の中心的役割を担っていただけに、マートン氏の激変ぶりは鮮明に焼きついているようだ。
そうした過去もあるだけに、助っ人の評価はあくまでも開幕後とするのが新井流。昨季のチームは得点力不足に悩み、リーグ5位の493得点に終わった。その課題を克服する切り札として獲得した〝大砲〟が本領を発揮するのはいつか…。まだ目覚めない助っ人を焦らせることなく、マートン氏並みの大変身を期待している。












