広島の左腕エース・床田寛樹投手(28)が14日の日本ハム戦(エスコン)で、3回2安打無失点。開幕へ順調な調整ぶりを披露した。
鯉の左腕が老獪さに磨きをかけた。この日は3者凡退で滑り出した初回に「直球が全然、走らなかった」と自覚すると、投球スタイルをシフトチェンジ。2回以降は130キロ台のスライダー、120キロ台のチェンジアップ、110キロ後半のチェンジアップと直球を見せ球に、要所で変化球を投げ分け、打たせて取る投球で日本ハム打線を料理した。
2回無死一塁では敵の4番・万波をツーシームで併殺に打ち取ると、二死から迎えた浅間に対しては「昨日のキャッチボールで握りを変えて、結構良かった」と改良した136キロのカットボールで空振り三振に。さらに3回には、宝刀・ツーシームも完全に封印した形で、敵打線を打ち取った。
3回を投げ、打者11人に44球と変わらぬテンポで投げ終えた左腕が意識したのは、キャンプ以来、ブルペンや実戦登板を通じて、求め続けた「ツーシームに頼り過ぎない投球」。開幕まで約2週間となった時点で文字通り、試合のマウンドで体現し「今日で思いましたね。『何投げよう?』と思うぐらい精度が上がればいい」と、投球の引き出しが増えた手応えを感じ取った。
次回登板は80~100球と公式戦同様のイニングの想定で開幕前の最後のデモンストレーションに臨む。












