2試合トータルで賛辞を贈り、苦言を呈した。ソフトバンクは9日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に8―5で勝利。試合後、小久保裕紀監督(52)は7回に決勝3ランを放った育成の川村友斗外野手(24)をたたえた。「(栗原の)バント失敗の後だったんでね。ミスターインパクトですから。手首打ちです。ああいう左のパンチで打つタイプ」と、リストの強さを生かした持ち味の一発を評価。開幕前の支配下昇格を目指す24歳にとっては、最高のアピールとなった。
ただ、ここで終わらないのが小久保節。この日は攻撃陣全体で4三振、7四球と粘り強さが光った。前日は主力を温存したとはいえ11三振、2四球と淡泊に映った。話がこの点に及ぶと「(2ストライク後の)三振率を40%以下に(チームで)設定している。川村の4三振はいただけない。その話は今日したばかり」。
川村は8日の同カードで3つの空振り三振を喫し、この日も本塁打の後に空振り三振。指揮官は4つの空振り三振をあえて指摘した上で「追い込まれたら、何とかバットに当てなさいと。追い込まれた後に内野ゴロであっても三振以外であれば、評価につながるという話をしている」と注文をつけた。
育成選手にとって支配下に上がることは目先の大きな目標に違いない。ただ、そこから一軍戦力に残り、チーム内競争を活性化することも求められる。賛辞の後に呈された苦言は、文字通り期待の裏返しだ。












