歴史の始まりだ。2日(日本時間3日)のWWE・スマックダウン(アラバマ州バーミンガム)に、ハリウッドスターのドウェイン・ジョンソンことザ・ロック(51)が登場。祭典での「世紀の一戦」実現へ、WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(38)と対峙した。

 1月1日のロウに電撃登場し、レインズとの対戦をぶち上げた。これで祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)でのスーパーマッチが急浮上したが、レインズは代理人ポール・ヘイマンが対戦を拒否。〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスも1月27日のロイヤル・ランブル戦を制し、レインズに祭典で挑戦すると表明していた。

 一方、世界ヘビー級王者セス・ロリンズは今週のロウで祭典の挑戦者にコーディを逆指名。それぞれの思惑が複雑に絡み合う中、絶対王者レインズがスマックダウンのリングに上がった。ロリンズからはめったに防衛戦をしないことをやゆされたが「俺はお前より働いていないが、お前より10倍稼いでいる」などと世界王者を罵倒した。その上で「コーディ、あいつはバカだ。金なんてどうでもいいんだ。この業界で最高のナンバー2になるか、もう一度ナンバーワンを狙うか。それはお前の選択だ」と言い放った。
 
 選択を迫られたコーディがリングに上がると「俺は物語を終わらせるため、ローマン・レインズからすべてを奪いたい」と言いつつ「だが、レッスルマニアでない。俺は相談を受けたんだ。俺が話した人は、あんたのことをよく知っている」と話すと…あの曲が流れた。

場内の大歓声を浴びるザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
場内の大歓声を浴びるザ・ロック(©2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

「If you smell!」。ロック様がさっそうとリングインだ。突然のスーパースター登場に、アラバマの観衆は大熱狂で、興奮のるつぼと化した。タンクトップ越しにムキムキの肉体を見せつけたロックはコーナーに上がり、右腕を掲げる得意のポーズ。コーディと向き合うと、右手を差し出した。コーディもこれに応じ、がっちり握手。さらにロックはコーディを引き寄せると、耳元で何事かささやいた。コーディは笑みを浮かべ、こくりとうなずいた。そのままロックに見送られながら、花道を引き揚げていった。

 振り向いたロック様はベルトを肩にかけたレインズと対峙。「ロッキー! ロッキー!」の大チャントを受けながら、レインズににじり寄った。絶対王者もロックから視線を外さず、リング中央で強烈なにらみ合い。「ヤバすぎる!」のチャントも起き、「世紀の一戦」へのプレリュードがいきなり始まった。

「ABEMA」にて放送されたスマックダウンはここで終了となったが、レインズはロックに視線を送りながらリングを下りた。リングに残ったロック様は、会場の「レッスルマニア40」の掲示を見つめると、マイクを握り、アラバマの観衆にこう告げた。「何か象徴的なものをつくりたいとき、何か魔法のようなものをつくりたい時は、マジックシティーに来ればいい。ここは歴史の深い街だ。紳士淑女、少年少女よ、今夜ここで歴史をつくれて幸せだ」。

 最後は「ロック様の妙技を味わえ!」と絶叫。WWEは8日にラスベガスで記者会見を予定。いよいよロックvsレインズ、世紀の一戦が発表となるのか。ロック様の言う通り、歴史が動き出したのは間違いない。