王道の至宝は世界最大の団体がいただく! 全日本プロレス来年1月3日の東京・後楽園ホール大会で3冠ヘビー級王座に挑戦する米WWE・NXTのチャーリー・デンプシー(26)が意気込みを語った。

 タイトル挑戦を控えるデンプシーは大みそかの東京・国立代々木競技場第二体育館大会で全日本に初参戦し、安齊勇馬とタッグを結成して藤波辰爾、LEONA組と対戦。その安齊と30日に都内で合流したデンプシーは「全日本は1970年代頃の映像から繰り返し見て、勉強してきました。特に好きなのは、三沢光晴さんや小橋建太さんが活躍していた90年代。今回、その全日本に参戦できるので興奮しています」と笑顔を見せた。

 かつて「ロード・スティーブン・リーガル」のリングネームで新日本プロレスに参戦し、故アントニオ猪木さんとも対戦経験があるWWE幹部のウィリアム・リーガルの息子であるデンプシー。藤波親子との戦いに「父も、日本でのデビューは藤波さんとのタッグ戦だったそうです。自分も同じく藤波さんとのタッグ戦で日本デビューになるのは、運命を感じます」と闘志をみなぎらせた。

現役時は猪木さんとも対戦したデンプシーの父、ウィリアム・リーガル(1994年)
現役時は猪木さんとも対戦したデンプシーの父、ウィリアム・リーガル(1994年)

 その父からは3冠王座挑戦に向けて「自分の感性を信じて戦ってきなさい」と背中を押されたという。そして「勝てば、WWE所属選手として初の3冠王者になる。だから必ず勝ってベルトを持ち帰り、NXTのリング上で披露したいです」と力強く話した。王座奪取となれば、WWEと全日本のリングを股にかけて上がることが許される前代未聞の措置が取られることになるそうで「私が両団体の懸け橋になります」と拳を握った。

 父の薫陶を受けて19歳から本格的なレスリングの練習を開始して、ランカシャースタイルを受け継ぐデンプシー。そのテクニックを日本のファンにお披露目するつもりだ。大みそかに行われる3冠王座戦「王者・中嶋勝彦vs挑戦者・宮原健斗」の勝者に挑戦することになるが、どちらと戦いたいか問われると「どちらでも構わないが、強いて言えば中嶋です。彼のスタイルと私のスタイルはかみ合うと思うので」と不敵に話した。

 また、タッグを組む安齊も「デンプシー選手のヨーロッパスタイルと、僕が全日本で培ったスタイルが合体したらどうなるか見ていてほしいです」と意欲。「今年は挑戦こそしたもののベルトは取れなかったので、来年は結果を残したい。そのためにもこのタッグをきっかけにしたい」と拳を握った。