球児たちの“熱いドラマ”が待ち切れない。第96回選抜高校野球大会は2024年3月18日に甲子園球場で開幕を迎え、13日間(休養日を含む)にわたって熱戦が繰り広げられる。出場校は1月26日の選考委員会で決定するが、それよりも前に「甲子園のラガーさん」こと善養寺隆一氏(57)が「今回も俺が先に予想しなきゃダメでしょ!」と自ら売り込んできた。そんなわけで一般出場枠から21世紀枠、神宮枠を含む全32校を恒例の完全大予想してもらう。(構成・霞上誠次)

関東と東京の比較1枠は三つ巴の争いになる

 ――(都内某所のファミレスで)ご無沙汰してます。お元気でしたか

 ラガー 不景気もあって最近、外食はほとんどしてないんだ。自炊生活も飽きてきたから頼んでいい? エッグハンバーグにご飯大盛りとサラダも付けて、ステーキ丼の大盛りもね。あとパフェも…。

 ――…。始めます。北海道1枠は全道Vの北海ですね。東北3枠は大会Vの青森山田と準Vの八戸学院光星(青森)が当確で残り1枠は

 ラガー 1枠増えた東北の予想は難解だよ。3校目はいずれも大会ベスト4の一関学院(岩手)と学法石川(福島)のどちらが選出されてもおかしくない。でも秋田1位の金足農と宮城1位の聖和学園を破った学法石川に魅力を感じる。

 ――関東・東京は比較枠込みで計6枠

 ラガー 当然、関東4枠は大会優勝の作新学院(栃木)、準Vの山梨学院、ベスト4の常総学院(茨城)、健大高崎(群馬)の上位4校に、東京1枠は大会Vの関東一(東京)で決まりだね。

小針崇宏監督率いる作新学院(栃木)は当確
小針崇宏監督率いる作新学院(栃木)は当確

 ――関東と東京の比較1枠の行方は

 ラガー 関東ベスト8は帝京三(山梨)、花咲徳栄(埼玉)、中央学院(千葉)、桐光学園(神奈川)。この中では帝京三は作新学院に大敗し、地域性も考慮すると不利だし、花咲徳栄も常総学院に投手陣が大量10失点も喫したことが気になる。それを踏まえて中央学院と桐光学園、東京準Vの創価(東京)との三つ巴の争いになるのでは。

 ――ズバリ予想は

 ラガー 22、23年と2年連続で東京地区から選出されている地域性とチーム力から桐光学園を推すよ。エース右腕・法橋瑛良は県大会の準々決勝で夏の甲子園Vの慶応を完封した実力者。センバツに出場すれば大会で5本指に入る好投手だよ。

 ――北信越は北陸大会Vの星稜(石川)が23年神宮大会で32年ぶり3度目の優勝に輝き「神宮枠」を勝ち取ったため1枠増の3枠。その星稜と準Vの敦賀気比(福井)は当確で3校目は

 ラガー 日本航空石川かな。県大会では星稜にタイブレークの末に5―6と惜敗での2位。ベスト4の北信越大会では準決勝で敦賀気比に3―4の接戦だったからね。

 ――東海は大会優勝の豊川(愛知)と準Vの愛工大名電(愛知)は当確

 ラガー 3校目は東海ベスト4で豊川に準決勝で逆転サヨナラ負けを喫し、最後まで互角の勝負を演じた宇治山田(三重)に分があるとみた。ちなみに神宮大会をスタンド観戦したけど、豊川のモイセエフ・ニキータ外野手は両親がロシア人で身体能力抜群の逸材。180センチ、80キロの屈強でしなやかな体格は現役時代の日本ハム・新庄監督をほうふつとさせる。とにかくヘッドスピードが速いのが印象的だった。

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