全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦(29日、東京・後楽園ホール)で、3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦(35)、大森北斗(28)組が石川修司(48)、綾部蓮(26)組に敗れ、開幕から続いていた連勝が「5」でストップした。

 試合は序盤から激しい肉弾戦が展開された。場外戦で中嶋が石川を鉄柵へ投げ飛ばすと、石川も張り手で応戦する。リングに戻ると、綾部のエルボー攻撃に対し、中嶋は腹部への強烈なキックを連発し反撃。その後も一進一退の攻防が続いた。

 しかし終盤になると状況は一変する。北斗が石川に豪快なブレーンバスターを決められると、得意のファイヤーサンダーでたたみかけられた。最後はスプラッシュマウンテンで3カウントを奪われた。

石川修司に3カウントを奪われた大森北斗(手前)
石川修司に3カウントを奪われた大森北斗(手前)

 試合後、中嶋はぶぜんとした表情を浮かべながら無言で去った。北斗は「偉そうなことを言ったって、中嶋勝彦を振り向かせるなんて簡単じゃねえよな。振り返らせるために一番、最短の方法は、俺が強くなることしかねえ」と唇をかんだ。

 次戦は12月2日の愛媛・松山大会で、坂口征夫、岡谷英樹組との対戦。中嶋が狙う全日本の「乗っ取り」へ連敗は避けたいところだが、果たして…。