全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦(29日、東京・後楽園ホール)で、〝ビジネスタッグ〟こと宮原健斗(34)、青柳優馬(28)組が世界タッグ王者の〝無法双子〟こと斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=36)を破り、4勝1敗1分けの勝ち点9で単独2位となった。

 前世界タッグ王者と現王者の公式戦は、序盤からし烈を極めた。互いの意地が交錯しリング内外ではげしくやり合うと、終盤は青柳が孤立。猛攻の末、とどめのDOOM(ダブルインパクト)狙いでレイに肩車をされたが巧みに体を入れ替えて着地すると、そのままジャーマンで投げっ放す。さらに襲い掛かるジュンを宮原がブラックアウト(ヒザ蹴り)で打ち抜いてから青柳がロックスターバスター、ザ・フール(旋回式バスター)でマットに突き刺して3カウントを奪った。

 現王者に完勝の青柳は「現世界タッグ王者の斉藤ブラザーズに勝ったんだ。残りの公式戦なんかどうでもいい。優勝トロフィーを持ってこい!」と興奮。これを制した宮原は「これで4勝だ。次、12月2日の愛媛、3日の大阪と勝ちすすんで、6日の後楽園ホールで〝アレ〟をする。分かるだろ? 俺ら、12月6日にアレをアレします」と、プロ野球・阪神の岡田彰布監督が愛用し、流行語大賞にもノミネートされた優勝を意味する〝アレ〟を連呼していた。

 これで勝ち点9となった宮原、青柳組。これまで首位独走していた中嶋勝彦、大森北斗組がこの日初黒星(5勝)で勝ち点10で踏みとどまったため、一気に逆転の可能性が高まってきた。この勢いで、ビジネスタッグはアレできるか。