新日本プロレス28日名古屋大会「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦で、海野翔太(26)、成田蓮(25)組が清宮海斗(27=ノア)、大岩陵平(25)組を下し、3勝目。ブロック首位タイに浮上した。ライバル視するIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイの去就が明らかになったことで、海野は新世代によるリーグ戦制覇への使命感を強めている。

 全員が20代の新世代戦士によるメインは、27分を超える激闘に。最後は海野が、ノアに武者修行中の大岩をデスライダーで沈めて貫禄勝利。ブロック首位タイに浮上し「俺と成田が優勝して、東京ドームに乗り込んでやるよ。IWGPタッグ、俺らが巻いてやる」と、現王者組の毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI―HASHI)に宣戦布告した。

 同期の成田、今年5月に凱旋帰国した辻陽太とともに「令和闘魂三銃士」と称されるなど、新日本マットに新時代到来を予感させた海野だが、肝心のタイトルには手が届いていない。「US王座に挑戦したり、印象に残る試合はできてはいると思うんですよ。でも、結論から言えば結果を残さないと意味がない。あと結果だけを残せれば、俺らの時代はすぐに来るんだなってみんな分かっているので」と、今年最後のチャンスに燃えている。

大激闘となった11・4大阪での海野 vs オスプレイ
大激闘となった11・4大阪での海野 vs オスプレイ

 4日大阪大会でのUS王座戦で激闘の末に敗れたオスプレイが米AEWと来年2月からの契約を発表したことも、海野の闘志をさらにかきたてた。新日本マットにも継続参戦するという説もあるが、主戦場がAEWになる以上は出場機会の減少は必至。海野は「一人のライバル、絶対に勝ちたいと思っていた相手が去るっていうのは悔しい部分はありますけど…。俺は新日本が世界一の団体だと思っているので、そこを出るのであれば止めないし、決断を後悔させてやろうとしか思ってないですね。もちろんまたいつか戦うチャンスがあれば戦いたいし、彼を倒して本当の意味で恩返しができたら」と複雑な胸中を明かす。

 世界最高峰と評されるオスプレイの穴は決して小さくない。しかし、一方で海野にとってはチャンスでもある。「『新日本はこれから大丈夫なの?』って思われるかもしれないけど、まずは俺らが結果を残して。新世代がこれからの新日本を引っ張っていくんだってファンの人に安心感を与えるためにも、必ず優勝します」と誓いを新たにした。

「一部で『生意気な若造』と言われてますけど。その生意気な若造がこれから引っ張っていくので、注目してもらえたらと思います」。新日本の未来を担うために、新世代コンビがWTLを制する。