新日本プロレス4日の大阪大会で、海野翔太(26)がIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(30)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。
凱旋帰国直後の昨年11月有明大会でオスプレイのUS王座に挑戦するも敗北。それから1年がたったこの日の大会で、雪辱戦に臨んだ。
前日の調印式で王者から「俺に残された新日本での時間は長くない。生ぬるいことを言わずに殺す気で来い」と叱咤された海野は、その言葉に応えるかのような怒とうの猛攻を見せた。
試合途中で師匠のジョン・モクスリーがセコンドに登場すると奮起。変型デスライダー、旋回式デスライダーで追い詰めると、雪崩式ダブルアームスープレックスでマットに叩きつけた。
さらについに正調のデスライダーを炸裂させたが、カバーにいく前にヒドゥンブレードを浴びてダウンしてしまう。互いに左手を握り合ったままのエルボー合戦からストームブレイカーをウラカン・ラナで切り返したが、それでも3カウントは遠い。
ヒドゥンブレードから、おきて破りのデスライダーを決められると、ストームドライバー93で突き刺されてしまう。最後はヒドゥンブレードからのストームブレイカーで沈められてしまった。
実に40分超の大激闘の末に敗れた海野は、試合後のリング上でオスプレイに座礼。王者も座礼で応えると、感情が爆発したのか涙を流した。
「オスプレイの言ってることはな、分かってるんだよ。敵対してるかもしれない。でも、ヤングライオンの時からずっと気にかけてくれて、英国のリングでも気にかけてくれていたことは、リング上の所作一つで俺は分かったぞ」と、対戦相手への敬意と感謝を口にした。
またしても高い壁にはね返された格好だが、あきらめるつもりはまったくない。「まだ言えないことだらけかもしれないけど、いつかその時が来たら答え合わせしてやるよ。あきらめねえからな。また強くなって、お前の目の前に立ってやるよ。でもオスプレイ、ありがとうございました。この御恩は一生忘れません」と言い残し控室へと消えていった。












