新日本プロレス6日の佐賀・唐津大会で、辻陽太(32)がIWGPヘビー級王者カラム・ニューマン(23)からピンフォール勝利。6月14日大阪城ホール大会での挑戦権を手に入れた。王座戦2連敗で丸腰となった前2冠王者は、捲土重来を期して上半期最大の大一番へ向かう。賛否を巻き起こし続けてきた者としての責任を背負い、団体の進むべき道を示すつもりだ。
辻はこの日の大会で鷹木信悟と組みカラム&ジェイク・リーと対戦。王者から勝てばIWGP挑戦権が得られる条件が示されるなか、必殺のジーンブラスターでカラムを沈めてみせた。
4月両国大会のIWGP戦(VSカラム)、3日福岡大会のGLOBALヘビー級王座戦(VSアンドラデ・エル・イドロ)に連敗していた辻だったが、王者から提示された条件をクリアし大阪城決戦への切符を獲得。「願ってもないチャンスですね。2連敗中の俺が今回挑戦することに批判もあると思いますよ。ただ前王者としてこのままカラムの暴走を見過ごすわけにもいかないし、彼に道を空けてしまったのは自分なので」と腕をぶした。
カラムは4日福岡大会でラフファイトを駆使して鷹木から初防衛に成功。後味の悪い結末に会場からはブーイングが発生した。辻は「あれが今の新日本プロレスなんですよ結局。王者が彼だから。正直、あれもプロレスだと思ってはいますよ。でもIWGP王者がそれをやるのはダメだなと」と危機感を募らせる。
1月4日東京ドーム大会で棚橋弘至が引退し、団体は新時代に突入した。しかしそこからの4か月間を辻は「混沌でしかなかったですね」と評する。そしてその責任は、IWGP世界ヘビー級王座分解や2月大阪大会後に波紋を呼ぶようなマイクアピールを行うなど、賛否を巻き起こす行動を起こしながら団体をけん引し続けられなかった自身にあると言い切った。
「賛否を呼んでおいて何もしてないみたいになってしまってますけど、俺も俺で戦ってますし、決して売名目的で言ったわけではないですから。こういう状況だからこそ新日本プロレスを変えなければいけないという責任感から出た言葉だったので、あの発言の責任を取るためにも大阪城でベルトを取り返して、もう一度王者になるしかないと思ってます」
再び団体の未来を示すためにも、大阪城決戦は譲れない。「ここが分岐点だと思うし、いつか振り返ったときに『あの時の新日本プロレスを見れて良かったな』と思える時が必ず来るはずなんです。そういう新日本プロレスを俺が作り上げるので」と豪語した辻が、覚悟と信念を胸にリベンジマッチに臨む。












