新日本プロレス4日の大阪大会で、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33)が石森太二(40)の挑戦を退け、7度目の防衛に成功した。

 今年5月の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦では石森が試合中に頸椎を負傷しまさかのレフェリーストップ。完全決着を誓った両雄の再戦は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。

 ブラディークロスを切り返してTIME BOMBを決めたヒロムだが、3カウントは奪えない。急所攻撃からの外道クラッチで、あわやの場面をつくられた。さらにBоne Lоckで捕獲され絶対絶命の窮地に追い込まれるも、何とかロープブレークに逃れ、執念を見せつける。

 なおも攻め手を緩めない石森のジャンピングニーを浴びたヒロムだったが、ラ・ミスティカの動きを切り返して名も無きヒロムロールで丸め込む。これをカウント2で返されると、今度は変型の名も無きヒロムロールで押さえ込み、3カウントを奪ってみせた。

 今年の1月4日東京ドーム大会でベルトを奪取したヒロムは、4WAY戦で挑戦者同士の決着だったため、前王者の石森に勝つまでベルトを腰には巻かないと決意していた。自身に課した条件をクリアしベルトを巻くと「石森さん、またやりましょう。そして、お帰りなさい」と呼びかけた。

 さらにヒロムは「次の挑戦者、もしバックステージで行こうと控えてるなら、ちょっと来ないでください。次のこのベルトの挑戦者、俺が指名させてもらう」とキッパリ。「どうしてもコイツとやりたい、この男を超えなければいけない。デスペラード! 大丈夫、邪魔者はいない。3WAY、4WAYなんかには、この俺がさせない。出てきてくれ」と放送席でゲスト解説を務めていたエル・デスペラードをリングに呼び込んだ。

 ライバルからの指名を受けたデスペラードはこれを受諾しつつも「個人的なことなんだが、今の俺にはこんなうるさい男が2人に見えてるんだ。目にキテるんだ。今年のうちに手術して、治すんだよ。悪いが、前哨戦は期待しないでくれ。完全な状態でお前の前に立つ。間に合えば年末、1~2回出られるんじゃないかなと思ってる」と目の負傷による複視の症状を告白。「目のコンディション次第とはいえ、タイトルマッチは喜んで受けさせてもらいます」と手術で完治させた上で、王座に挑戦することを宣言していた。