MLBは20日(日本時間21日)ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すオリックスの山本由伸投手(25)を全30球団に契約可能選手として通知した。交渉期間は米東部時間21日午前8時(同22日午後10時)から2024年1月4日午後5時(同5日午前7時)までの45日間。譲渡金を支払う意思のある全ての球団と交渉可能だ。
MLB公式サイトは「大谷翔平(29=エンゼルスFA)が今オフのナンバー1FAであることは分かっているが、今年最も重要なのは山本かもしれない。大谷を含む多くの選手が自分が契約を結ぶ前に右腕がどのような契約を結ぶかを確認する必要があるからだ」と指摘した。
19日(同20日)にフィリーズからFAになっていた先発右腕ノラがフィリーズと7年総額1億7200万ドル(約258億円)で再契約したが、これはFA市場では異例。通常は総額の高い選手から決まり、それが相場になるのだ。
同サイトは「山本は今年、先発投手として最も高額な契約を結ぶと予想されており、おそらく2億ドル(約300億円)をはるかに超える契約になるだろう。ブレーク・スネル(パドレスFA)、ジョーダン・モンゴメリー(レンジャーズFA)、ソニー・グレイ(ツインズFA)、その他FAのトップ先発投手は山本がこの冬の相場を設定するのを待つ可能性がある」と解説した。
「金額」はもちろんだが「球団」も重要だ。