アジアプロ野球チャンピオンシップが16日に開幕し、井端弘和監督(48)率いる新生「侍ジャパン」は初戦の台湾戦(東京ドーム)に4―0で勝利を飾った。

 7回に値千金の先制&決勝弾を放った森下翔太外野手(23=阪神)に指揮官は最敬礼だ。5回まで相手先発のグーリン・ルェヤンに完全投球を許し、打線は手も足も出せず。そんな中、森下が7回一死の場面で左翼スタンドへソロ本塁打を突き刺すと、これが合図となり、打線が奮起。9回は5安打を集中させて一挙3得点を奪い、終わって見れば10安打をマークした。

 初陣を白星で飾った井端監督は「とてもホッとしています。5回まで安打も出ず、得点シーンもなかったですけど、このまま粘っていけばなんとかなると思っていた」と安堵の表情を浮かべた。

 森下の一撃には「ひと振りで、嫌な空気も変えてくれた。最終回の森下選手から連打したところも、チャンスメークでも素晴らしかった。彼はそういうものを持っているのかなと思う。次の試合も期待しています」と目を細める。

 さらに「3番・右翼」で起用した意図について「阪神でも3番で〝ここ〟というところで打点を挙げてくれる。フレッシュオールスターでもいきなりホームランとか短期決戦でも活躍してくれる。日本シリーズもCSも見て、迷わず3番と決めていた」と全幅の信頼を置いており「そこが決まれば6、7番とかもすんなり決まる」と説明する。

 井端監督と言われることには「全然慣れていない」と苦笑いし「コーチと相談しながら全員でやってますので、これからもコーチを信頼して、選手を信頼してやっていきたい」と気を引き締める。

 17日は宿敵の韓国戦。「最終回のようなつながりのある攻撃ができれば、勝てるんじゃないかと思う。国際試合はそううまくはいかない。今日のように粘って終盤勝負に持ち込んで、少ないチャンスをものにしたい」と意気込んだ。