全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕戦(12日、東京・後楽園ホール)で、3冠ヘビー級王者の中嶋勝彦(35)、大森北斗(28)組が仲間割れを繰り返した諏訪魔(46)、鈴木秀樹(43)組を下し白星発進に成功した。
両軍ともに戦前からまともなコミュニケーションが取れておらず、そもそも4人が試合開始時にそろうのかすら疑われたこの一戦。なんとか会場に姿を見せて大人として最低限のラインは守ったものの諏訪魔と鈴木は終始口論し、中嶋はゴング前に北斗に蹴りを入れてリング外に放り投げるなど異常な形で試合がスタートした。
試合が始まっても両軍手を合わせてのタッチはなし。中嶋は自分のタイミングで北斗の体を叩いて交代し、味方がピンチになっても助けるどころか一べつもくれない。一方の諏訪魔と鈴木は「バカ!」「バカ!」とののしり合いながらグーパンチやチョップなどで交代するなどして無駄なダメージを蓄積させた。
試合は終盤までギクシャクしながら進んだが、北斗が諏訪魔に捕まる苦しい展開となる。岩石落としでフォールされるも中嶋がコーナーで微動だにせずそのまま3カウント…かに思われたが、鈴木がやっぱり諏訪魔の頭を蹴ってカウント2でカット。さらに鈴木に飛龍原爆固めで投げられた諏訪魔を北斗がナルシストロックで捕獲してギブアップを奪った。
試合が終わると中嶋はさっさと立ち去る。一人勝ち名乗りを受けた北斗は「俺は今日、最高についているみたいだ。勝つ負けるとか、試合が成立するとか、俺の悩みはそんなレベルじゃない。ちゃんと来てくれるかだ。タッグとして来てくれた時点で、俺は最高にラッキーだ!」と喜んだ。
一方の諏訪魔と鈴木は試合後もコメントスペースで「バカ!」「バカ!」などとののしり合い。さらに佐藤光留が鈴木に加勢して「バカ!」とののしりつつ、天龍プロジェクト19日の東京・後楽園ホール大会で諏訪魔、田村男児組が持つUNタッグ王座への挑戦を表明した。













