DDTの赤井沙希(36)が、異例の〝トリプルヘッダー〟出場を果たした。

 12日東京・両国国技館大会の引退試合前、最後の試合となった3日はまず、正午開始のDDT東京・新宿フェイス大会に出場。平田一喜とのシングルマッチでは、試合中にメガネを装着してダンスを披露する場面もあった。さらに所属選手たちが次々とリングインし、それぞれマイクで思いを伝えられた。

対戦相手の平田(左)と、なぜかダンスを披露する赤井
対戦相手の平田(左)と、なぜかダンスを披露する赤井

 これには赤井も感傷に浸りつつも、最後は必殺のケツァル・コアトル(変型ラ・マヒストラル)できっちり勝利。「自分で頑張っていたかわからないですけど、折れそうな時とか、くじけずにやってきたら、見てくださっている仲間はいるんだなって思いました」と感謝の言葉を口にした。

 しかもこの日は、同会場で午後6時開始の東京女子プロレスにも出陣。上福ゆきとのコンビで、辰巳リカ&ハイパーミサヲと対戦し、ミサヲをケツァル・コアトルで仕留めた。

 すると試合後、東京女子勢が次々とリングイン。選手を代表して礼を述べた辰巳から「東京女子プロレス全員と戦って! 今から!」と無理難題を突きつけられた。

 すでに2試合をこなして赤井はさすがに難色を示したが、辰巳の挑発に乗ってしまい「あんたら、まとめてかかってきいや!」と応じてしまったものだから、さあ大変だ。急きょ、1対23の超ハンディキャップマッチが組まれ、赤井は23人から串刺し攻撃を食らうハメに。それでも最後はミサヲに勝利した。

 さすがに試合後は「1日2試合はやったことがあるけど、3試合は初めてなので。初めて心が折れそうになりました」と疲労困ぱいだった。

東京女子勢との「1対23マッチ」に臨んだ赤井(手前)
東京女子勢との「1対23マッチ」に臨んだ赤井(手前)

 残るは12日の引退試合のみ。ラストマットでは坂口征夫、岡谷英樹と組み、丸藤正道&樋口和貞&山下実優と対戦する。

 赤井は「プロレスは卒業しますが、卒業するその瞬間まで強くあり続けるので。山下実優にも、樋口和貞にも、丸藤正道にも負けないです!」と誓い、気持ちを切り替えた。