セ・リーグ王者として日本シリーズ(28日開幕、京セラドーム大阪)に進出する阪神・岡田彰布監督(65)は27日に同球場で行われた前日監督会見に臨み、「今年の総決算。今まで自分たちがやってきたことをぶつけてほしい。(ビジター球場の)京セラドームでも熱い応援をもらって、最後にいい報告をしたい」と選手、ファンたちへ呼びかけた。

 カメラ前の公式会見とあって「よそ行き」の言葉が多かった岡田監督だが、全体練習終了後に行われたペン囲みではこれまで通りの〝岡田節〟が全開に。「評論家の予想も真っ二つ? そんなん知らんわ、オマエ。まあ、似たようなチームやからな。(パ球団のオリックスは)いつもやってるチームと違うからな。分からへんよ、ハッキリ言うてな」と率直な胸の内を明かした。

 相手先発は球界最高峰の右腕・山本。容易に打ち崩すことは不可能な相手だ。ミーティングで選手たちには「探っていこう」と伝えたと振り返った虎の指揮官は「普通通りにはでけへんって、今回は。相手の手の内も分からへんのやからな、ハッキリ言うて。CS以上のプレッシャーもかかるしな。初めての経験なんやから。普通にはでけへんで」と自身の信条である〝普通の野球〟をあえて放棄する必要もあると強調した。

「誰がシリーズ男になるかとかな。今は分からんわ。一切分からん。どういう展開になるかも分からんわ」。短期決戦の詰め将棋は「七手詰め」。棋士・岡田監督は初手で中嶋オリックスをどう揺さぶるか。