【日本ハム1位・細野晴希投手(22=東洋大)】2023年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で行われ、日本ハムから1位指名を受けた細野は都内にある東洋大のキャンパスで喜びをかみしめた。

 長い40分間だった。最速158キロを誇る超速球派左腕だが、各球団の1位指名が開始されてもなかなかその名は呼ばれなかった。最終的には日本ハムが外れ外れ1位でロッテとの競合の末、指名権を獲得すると、細野は「プロ野球選手というのは野球を始めたころからの夢。今日指名していただいてうれしい気持ちです」と安堵の表情を浮かべた。

 ポテンシャルを秘めている半面、明確な課題もある。あるスカウトは「やはり制球力はまだまだ粗削りな部分がある。高校日本代表との壮行試合で最速記録を更新したけど、それも高めに抜けるように浮いていた。プロ入り後にどれだけ修正できるかが第一の壁になるでしょう」と指摘していた。

 一方で、短所を長所に変えることができれば〝怪物超え〟すらも可能となる。前出スカウトは「彼の場合は少々荒れ球なくらいが武器になる。ある程度制球に改善が見られれば、佐々木朗に匹敵する逸材になってもおかしくないですよ」と同学年の怪物を例に挙げた。

 ひと足先にプロのステージで暴れまくる佐々木朗に負けない潜在能力を生かし、大成することはできるか。