西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(56)の次男で慶応(神奈川)の勝児内野手(2年)が高校最後の公式戦を終えた。

 鹿児島国体の高校野球硬式の部は9日、鹿児島市の平和リース球場で行われ、1回戦で今夏の甲子園で107年ぶりに優勝を果たした慶応は仙台育英(宮城)に0―11と7回コールドで敗退した。

 勝児内野手は5点を追う6回から途中出場で、三塁の守備に就くと「清原」コールが大観衆から湧き起こった。11点ビハインドの7回一死の打席では、再び大きな拍手と大歓声に包まれながら打席に入り、相手2番手の仁田(3年)の2球目、149キロ直球をフルスイング。大きな放物線を描いたが、右飛に倒れて「とにかく悔いなく思いっきりフルスイングをしようという気持ちがあった。それに仁田君がストレートで応えてくれたので、仁田君に感謝しています」と頭を下げた。

豪快スイングで場内を沸かせた慶応・清原
豪快スイングで場内を沸かせた慶応・清原

 留年したため2年生ながら規定により、これが最後の公式戦。「最後の大会で、結果は負けてしまったけど、いい舞台でみんなでやらせてもらって感謝しかない。すごい声援をいただいて最後は楽しいの一言。いろいろな人に支えられていたんだなと感じた」としみじみと語った。

 前日8日に父から「高校3年間やってきたものを出して、悔いなくやってこい」と電話で励まされたことを明かした上で「打てなかったことは悔しいけど、今までやってきたことが出せたのでそれは悔いはない」と笑顔で前を向いた。

 今後については「自分が成長できるところを探したい」と、どん欲に語った。