鹿児島国体の高校野球硬式の部は9日に鹿児島市の平和リース球場で1回戦が行われた。今夏の甲子園で107年ぶりの優勝を果たした慶応(神奈川)は、同大会決勝戦と同じ顔合わせとなった仙台育英(宮城)に0―11で7回コールド負け。注目の丸田湊斗外野手(18=3年)は慶大への進学希望を明かし、4年後のプロ入りにも意欲をのぞかせた。さらに今後の〝肉体改造計画〟や〝脱・美白王子化〟までも宣言。一世を風靡(ふうび)した「慶応のプリンス」に一体どんな心境の変化があったのか――。
ここまで「持っている男」として君臨してきた丸田が高校最後の公式戦を終えた。今年は夏の甲子園で日本一をつかみ、終了直後にはU―18W杯でも悲願の初優勝メンバーとなって世界一まで達成。「宇宙一の幸せ者」を自負していた。
しかし、この日は仙台育英から〝リベンジ〟され、チームは大敗。丸田は2四球を選んだものの1打数無安打で快音を響かせることはできなかった。「悔いがないと言えばウソになるけど、自分の力は出せたかな。野球を楽しめました」と白い歯をのぞかせた。
今後の進路は慶大への進学を希望。そして目指すのは4年後のプロ入りだ。「今の状態では無理だと思うので(プロは)成長次第という感じ。(U―18で)侍ジャパンのメンバーに選ばれて、そのメンバーとまた大学で選ばれたらいいなという夢もある」と目を輝かせる。大学進学後のプランについても「そもそも体がまだ全然小さいし、パワーとかもない。出力的な部分も全然足りないと思うので、技術もそうだが、一番は体の部分」とし、肉体改造を重点的に行っていくことを強調した。
ウエートトレーニングに励むだけでなく、筋肉量と体重増加を目的に大幅な〝パンプアップ〟も図っていくという。実際に丸田は「トレーニングと並行して(いっぱい)食べて増やしたい。どんどん増やしていくにはもっと栄養面をプラスにしていかないといけない」とも言い切る。肉体改造によって打力の向上を追い求めていく考えを明かしつつ「飛距離も出したいが、そこを求めすぎず自分のスピードが遅くならない範囲で」と補足している。
それだけではない。丸田は大学進学後に大幅な〝イメチェン〟も頭の中に思い描いている。この日は試合中に強い西日が差していたが、事前の紫外線対策は万全を期していたかと思いきや「(日焼け止めは)今日は塗ってないですね。日差しもそこまで強くなかったし、長い大会ではないので。まあ、いいかなと。そんなにこだわりはないので」とコメント。
約1万5000人の大観衆が詰めかけた中で「美白王子」の異名を持つ丸田をひと目見ようと駆けつけたファンも多く、ある20代女性は「本当に肌が白くてきれいでびっくりした。私よりもきれいで嫉妬してしまいます」との声もあった。
ところが、当の丸田本人は困惑顔。美白王子として注目されることに「ちょっと恥ずかしいです。注目されて、応援してくださる方が多いのはありがたいこと。ただ、野球の部分をもうちょっと見てほしいかなと思います」と本音を吐露した。
今後は「美白王子」を返上し、大学4年間で強じんな肉体へと〝フルモデルチェンジ〟。新生・丸田として堂々と自信も兼ね備え、プロの門をたたくつもりだ。












