中日・根尾昂投手(23)が18日の広島戦(バンテリン)に先発して7回途中4安打4失点(自責0)とまずまずの投球。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣が打ち込まれてプロ初勝利はならなかった。

 今季一軍初マウンドの根尾は初回二死二塁のピンチを招いたものの4番・堂林を133キロのスライダーで中飛に仕留めて無失点スタート。5回には先頭の坂倉に左前打での出塁を許したが、マクブルームを右飛、田中を一直併殺でこの回も無失点に抑えて勝ち投手の権利をゲットした。

 根尾は打撃でも活躍だ。2点リードで迎えた4回二死一塁から広島先発・森の143キロ直球をジャストミートすると弾丸ライナーの右前打。一、二塁とチャンスを広げると、続く岡林が中前適時打を放ち3―0とリードを広げた。

 根尾は6回、先頭の中村にボテボテの内野安打を許したが、続く代打・デビッドソンを145キロ直球で遊ゴロ併殺、秋山をニゴロに仕留めてピンチを脱出した。

 だが、6―0で迎えた7回にまさかの展開が待っていた。一死一塁から堂林の打球は平凡な遊ゴロ。6―4―3の併殺でチェンジかと思われたが何と二塁・福永が遊撃・カリステの送球を落球。さらに坂倉の右前打で一死満塁のピンチを迎えるとマクブルームのニゴロの間に三走・羽月が生還して6―1。続く田中に四球を許し、二死満塁となったところで立浪監督は2番手・藤嶋への交代を告げた。

 マウンドを降りる根尾にはこの日1番大きな拍手が送られた。この時点ではまだスタンドの竜党は根尾の初勝利を信じていたのだが…。根尾がベンチに下がった後、藤嶋、斉藤、清水と後続投手がこの回、次々と打ち込まれて6―6の同点。「最後粘りきれなかったので、次は粘れるように頑張ります」。6回2/3を投げて98球、4安打4失点の根尾は自責0でありながら、初勝利は幻に…。モヤモヤの残る今季初先発となってしまった。