新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は13日両国大会で優勝決定戦が行われ、内藤哲也(41)がオカダ・カズチカ(35)を撃破し、6年ぶり3度目の優勝を飾った。

 史上初の大会3連覇を狙うオカダとの頂上決戦。団体の命運を左右する激闘を繰り広げてきた〝黄金カード〟は、この日も激しい意地の張り合いとなった。

 ヘビーレインにDDT、バレンティアを決めた内藤は伝家の宝刀スターダストプレスを発射。しかし、これを回避されると、スイング式首固めでも3カウントを奪えない。ドロップキック、変型ドライバーからレインメーカーを狙われる。

 切り返しのデスティーノをこらえられると、ショートレンジラリアートで窮地に陥る。粘る内藤はコリエンド式デスティーノから正調デスティーノを狙ったが、これを変型エメラルドフロウジョンで切り返されてしまった。

 それでもレインメーカーだけは許さない内藤は、何とレインメーカー式のデスティーノで再逆転。最後はこん身のデスティーノで大激闘に終止符を打った。

 マイクを握った内藤は「俺…『ずっと』っていう言葉あまり好きじゃなくて、だからこそ、今を思い切り楽しみたい。だからこそ、今というもう二度と戻らないこの瞬間を目いっぱい楽しみたい」と自身のポリシーを語ると「このリングの主役は俺だ」と、過去2回のG1制覇時と同じ言葉で勝ち誇った。最後は代名詞の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハ・ポン!」の大合唱で真夏の祭典を締めくくった。

蝶野正洋(右)から優勝旗を授与された内藤
蝶野正洋(右)から優勝旗を授与された内藤

 G1覇者には翌年1月4日東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者はSANADA)への挑戦権が与えられることが通例。バックステージでDブロック公式戦初戦(7月16日、札幌)で敗れたジェフ・コブから対戦要求を受けた内藤は「1か月近く前のこと、思い出したくないよ。今日は今この瞬間を楽しみたいよ。これからどうするか…明日会見はあるのかな。そこで何を話すのかは、また後で考えるよ」と、返答を保留した。

「優勝という最高の結果を残し、この場所に立てていることをうれしく思いながら、いい夢を見たいですね。何か聞きたいことあります? あったとしても、残念ながら今答える気はないな。俺の答えはもちろん、トランキーロ、あっせんなよ」と、6年ぶり3度目のG1制覇の喜びをかみ締めた内藤。14日の一夜明け会見で何を語るのか、これからも目が離せない。