新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」12日両国大会の準決勝で、IWGP・USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(30)が内藤哲也(41)に敗れ、2年連続の優勝決定戦(13日、両国)進出を逃した。
直前の準決勝もう1試合で、オカダ・カズチカがEVILを撃破。昨年の優勝決定戦でオカダに敗れ準優勝に終わったオスプレイは、雪辱と初優勝の舞台をかけて内藤と大激闘を展開した。
20分過ぎ、内藤の伝家の宝刀スターダストプレスを回避したオスプレイは、ヒドゥンブレードで反撃。さらに打撃合戦からサイレントウィスパー3連発でダウンを奪った。内藤がカウント9で立ち上がると、即座にヒドゥンブレード、オスカッター、コークスクリュー式セントーンと怒とうの猛攻を仕掛けていく。
ストームブレイカーをウラカン・ラナで切り返されながらも、オスプレイは内藤の顔面に蹴りを放って再びダウンを奪う。もうろうとする内藤にストームブレイカーを狙ったが、何とカウンターのデスティーノで切り返されてしまう。さらに変型デスティーノから正調デスティーノと悪夢の3連発を浴びて3カウントを奪われてしまった。
「本当に残念だよ。内藤、今はお前が世界一だ。お前の力だ。しかし明日にはまた俺は世界一になる使命を追い求める」と潔く完敗を認めたオスプレイは、保持しているUS王座のベルトについて新展開を持ち込む。「この旗を持つのは嫌だ。なぜ米国なんだ? 俺はどこにいても世界一なんだ。そして俺の出身地は英国なんだ。IWGP委員会各位、このベルトはいらない」と、USベルトを放り投げた。
さらにオスプレイがHENAREから受け取ったカバンを開けると、なんとユニオンジャックが刻まれた新ベルトが登場。「内藤を倒した後に見せるつもりだったが、とにかくこれが俺の王座だ。俺はオカダを(公式戦で)倒したし、皆倒した。世界中の誰でも、俺より優れていると思うヤツがいるならこのベルトをかけて戦おう。そのゴミ(本物のUSベルト)は事務所に持っていけ。俺はこのベルトを携えて進む」と宣言した。
オスプレイは2021年に負傷によるIWGP世界ヘビー級王座の返上を不服として新ベルトを作成し、勝手に王者を名乗った〝前科〟があるが…。ともあれ、US王座の今後から目が離せなくなりそうだ。












