新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」12日両国大会の準決勝で、前年度覇者のオカダ・カズチカ(35)がEVILを下し、史上初の大会3連覇に王手をかかけた。

 準々決勝でIWGP世界ヘビー級王者・SANADAを撃破したEVILのラフファイトに、オカダも苦しめられた。試合開始前に襲撃されると、その後も繰り返される反則行為の前になかなかペースを奪えない。「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のセコンド・ディック東郷の介入のみならず、オカダがレフェリーと衝突してしまうと、高橋裕二郎とSHOも登場し、数的不利の戦いを強いられた。

 東郷、SHO、裕二郎にドロップキックを3連発で退けたオカダだったが、レインメーカー式の急所攻撃に悶絶。さらには高度な技の読み合いから左のEVIL(変型大外刈り)も浴びるなど窮地の連続だ。それでも正調のEVILだけは決めさせず、掟破りのEVILをさく裂させて形勢逆転に成功する。最後は変型エメラルドフロウジョンから、レインメーカーをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。

EVIL(左)にレインメーカーをきめるオカダ
EVIL(左)にレインメーカーをきめるオカダ

 ついに3年連続の優勝決定戦(13日、両国)進出を決めたオカダは「あと1つ」とひと言だけ言い残して控室へ。直後に行われたもう1試合の準決勝では内藤哲也がウィル・オスプレイを撃破し、今年の優勝決定戦はオカダvs内藤という団体のトップ選手同士による〝黄金カード〟となった。

 両者のシングル戦績はオカダの7勝6敗。運命の頂上決戦を制し、偉業を成し遂げることができるのか――。