セ・リーグ先発・九里(広島)が20日のオールスター第2戦(マツダ)でプレーボール直後に仕掛けた。パ・リーグの1番打者・杉本(オリックス)に投じた初球は背中後方を通過する大暴投。怒り?のラオウがバットを置いてマウンドに向かうと九里もマウンドを降りて臨戦態勢。いきなり乱闘かと思われたが、なぜか2人は熱いハグを披露した。亜大出身の九里と青学大OBのラオウは同級生で東都大学リーグ時代から何度も対戦してきた間柄。実は仲の良い2人による寸劇にスタンドのファンからは笑いと拍手が湧き起こった。
ハグの後の真剣勝負では杉本を左飛に打ち取った。続く中村晃(ソフトバンク)に中前へ安打を許したが、近藤(ソフトバンク)を空振り三振、万波(日本ハム)を左飛に仕留めて初回無失点。2回は柳田(ソフトバンク)、紅林(オリックス)に連打を浴びて無死一、三塁とされると一死後、若月(オリックス)の中犠飛で先制点を献上。10年目での球宴初マウンドは2回3安打1失点という結果に終わった。
それでも九里は充実の表情。「ここまで支えてくれた方々への感謝の気持ちをしっかり持ちながら一球一球大切に投げられればいいかなと思います」。試合前に語っていた通り、スタンドを真っ赤に染めた地元ファンに感謝の思いを込めて全力投球を披露した。












