巨人・山崎伊織投手(24)が11日の広島戦(東京ドーム)に先発し、8回途中まで無失点に抑える好投で自己最多の6勝目をマークした。

 この日は序盤からフォークを効果的に織り交ぜながらスコアボードに「0」を並べ、連打も許さず5安打。プロ初完投初完封勝利も見えてきた8回一死一塁の場面で代打・羽月を三邪飛で抑えると、原辰徳監督(64)が投手交代を告げにベンチから腰を上げた。その様子に目をやり、すべてを察した右腕は思わず「ワオ」。今季は最多で120球の球数を投げているが、106球で2番手・高梨にスイッチした。

 結果、高梨は二塁打を許して二死二、三塁までピンチは広がったが、3番手・鈴木康が代打・デビッドソンを空振り三振に仕留め、無失点でしのいだ。

 指揮官は山崎伊の投球について「ナイスピッチング。安定していますね。7回を先発ピッチャーが投げてくれれば大きいですね」とたたえつつ、継投策にも野手の起用と同じく「わが軍は全員でやってきて、ここに来ている。スターティングメンバーの9人で戦いが始まり、戦いが終わるということはやってきていないことだしね。全員で戦うという意識を持つことは非常に重要なこと」と説明した。

 当の山崎伊はカード初戦を託されたことも意識し「火曜日だったので、先発ピッチャーが1イニングでも長く投げることが大事だと思っていました」と振り返りながら「いずれは9回を投げ切りたい。(今日は)自分は9回まで投げるぞという気持ちで投げていました」と率直な思いを口にした。

 完投や完封は次回登板以降にお預けとなったが、背番号19が着実にステップアップしていることは間違いない。