新日本プロレスの内藤哲也(41)が、米国マットでも抜群の存在感を見せつけた。25日(日本時間26日)に開催された米AEWとの合同興行「Forbidden Door」(カナダ・トロント)で、初出場となった制御不能のカリスマは豪華6人タッグ戦で勝利。来年以降も継続開催される場合に開くべき「禁断の扉」について本紙に語った。

 昨年大会に不出場だった内藤は、満を持して今大会に参戦。スティング&ダービー・アリンとのトリオで、クリス・ジェリコ&鈴木みのる&サミー・ゲバラと対戦した。

 2019年1月以来の邂逅となったジェリコと一進一退の攻防を展開すると、終盤にはみのるを孤立させて攻勢に。スティングのラリアートからジャックナイフ式エビ固めで丸め込み3カウントを奪った。

 大会後、国際電話で本紙の取材に応じた内藤は「初めての合同興行、初めてのスティングとダービー・アリンとのタッグ。すごく新鮮でしたし、出場できてよかったなと思いますよ。ただ、俺がこの舞台で世界中の皆さまに見せたいのは、内藤哲也でありLIJ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)なわけで…そういう意味では消化不良な部分もありますよね」と収穫と不満点を口にした。

 2年連続開催となった合同興行だが、仮に来年以降も継続されるようであれば〝意中の相手〟は決まっている。「しかもこのAEWのリングには、俺をロス・インゴベルナブレスに入れてくれたかつての仲間もいるわけで。禁断の扉という意味では、その2人との合体もあるんじゃないかなと」と、アンドラデ・エル・イドロ(ラ・ソンブラ)とルーシュとの共闘を熱望した。

 内藤は、低迷していた15年5月のメキシコ遠征で2人がいたロス・インゴベルナブレスに加入。これを日本に持ち帰ったことがブレークのきっかけとなり、今や誰もが認めるトップレスラーの一人となった。

「いろいろ〝大人の事情〟があるかもしれないけど、彼らは俺にとっての恩人で、何ならイコール新日本プロレスの恩人でもあるわけで。彼らを避けて通るわけにはいかないしと思うので。来年も出るのであれば、同じリングに立ちたいですね」と声をはずませた。

 今後はメキシコマットを転戦する内藤は、「ファンタスティカマニア」(30日、アレナメヒコ)などに出場する。話題が変わり、現実に戻ったのか「カナダのホテルに戻った5時間後にはもう空港ですよ。からの、メキシコでは7日間で5試合して、日曜日の試合後に空港直行で帰国…何ですかこのスケジュールは」と徐々に不機嫌に。

「電話取材なら御社もだいぶ経費が浮いたんじゃないですか? そうだ、日本に帰ったら…」と言いかけたところで、誠に残念なことに電波が急激に悪くなり通話は切れてしまった。