原巨人にさらなる試練だ。25日の広島戦(マツダ)に2―3で惜敗。2カード連続の負け越しを喫し、リーグ4位に転落した。

 相手を上回る10安打を放ちながら決定力を欠き、試合後の原監督は「もう一本が出なかったね」と悔しさをにじませた。23日に坂本が右太もも裏を負傷して離脱。チームの総力を結集するべき有事に、主力の不振も追い打ちをかけている。

「5番・一塁」で先発出場した中田翔は、2打席連続で空振り三振。すると、指揮官は4回の守備から交代を命じ、早々とベンチに下げた。5月上旬に右太もも裏を肉離れし、当初の完治の見込みよりも早く同月下旬に戦列復帰。故障個所への負担を減らすために走り方を変えるなど、再発防止への取り組みをしているものの、打棒は右肩下がりが続く。

 直近5試合では打率1割1分8厘(17打数2安打)で7三振。今月の月間打率も2割1分まで下がり、15三振と精彩を欠いている。指揮官によれば、この日の早期交代はコンディション面も考慮したというが、中田翔が本調子にないことは確かだ。

 当の本人は「(打撃の)状態もあまり良くないですし。(交代理由は打席の)内容じゃないですか」と肩を落とした。

 交流戦のMVP男・岡本和はこの日も4回に反撃の適時二塁打を右中間に放ち、好調を維持している。ただ、4番だけの力で勝ち続けるのは難しい。中田翔に代わって途中出場した丸も2打数無安打(1三振)。坂本不在の苦境を打破するためにも、ナインの奮起が求められる。