ソフトバンクのカーター・スチュワート投手が18日の阪神戦(甲子園)で堂々の投球を見せた。

 今季初登板。2年ぶりの一軍マウンドだった。プロ初勝利こそお預けとなったが、6回途中までを無失点に抑えた。直球の最速は160キロをマークし、8三振を奪った。

 これまでの一軍成績は11試合に登板して0勝2敗、防御率6・08。制球面で大きく苦しむなど、地に足がつかない投球だった。この日は自信にあふれる姿で剛球を投げ込んだ。

 両親が観戦に訪れていた。10日ほど前に来日。急きょ一軍先発が決まったことから、帰国を遅らせてスタンドから見守ってくれていた。

 父の日の快投となった。スチュワートは「父は4歳くらいの時から野球をやっている姿を見てくれている。『今の自分のできることを信じて、自分の力を出せば大丈夫だから』と声をかけてもらった。これがプレゼントです」とニッコリ笑顔を浮かべた。

 また、この日はドジャース、フィリーズ、ロイヤルズ、カブスといったMLB球団のスカウトもネット裏に陣取っていた。

 2018年に米ドラフトで1巡目指名を受けながら入団せずに、翌2019年に日本球界入りの道を選んだ異色の経歴を持つ右腕の動向は米国でも注目されるところ。甲子園の舞台で5年目の成長を披露した。